画面下のツールをおぼえよう
今回はSketchbookの特徴である、画面下『〇』の中の「ツール」について解説していきます。
それではさっそくはじめましょう!
画面下「〇」の中にあるツールとは?
画面下の〇を押します。 👇

押すと次のような画面になります。👇

まずは、どこに何があるのかおぼえていきましょう。
●A:前のブラシ ●B:透明色 ●C:カラーピッカー
●D:ダブルパック ●E:キャンバスを反転 ●F:レイヤのクリア
●G:フレームキャンバス ●H:元に戻す ●I:やり直し
なお、F~Iは初期値の設定になっているショートカットです。
第2章で解説した「環境設定」でカスタマイズをすれば、機能の変更が可能です。
では、順番に機能の説明をしていきます。
前のブラシに戻る
一つ前のブラシに戻します。
ブラシのライブラリを出す手間がはぶける、便利な機能です。 👇

透明色
消しゴムと似ていますが、使い方が違います。 👇

消しゴムは、線などを「消す」ときに使用しますが、「透明色」は透明な色を「塗る」という機能です。
透明感を出すときに使われることがありますが、「エアブラシ」などとは違ったタッチになります。
参考に、消しゴムと透明色の比較をしてみました。👇

●カシミア消しゴム
●テクスチャ消しゴム
●硬い消しゴム
●柔らかい消しゴム
●透明色
消しゴムは色を「消して」いますが、透明色は色を「塗って」います。
一見、わかりにくいところはありますが、「消す」と「塗る」の違いをおぼえておきましょう。
ブラシの種類によって透明色のタッチは変わります。
イラストを描くことになれたきたら、透明色を使った練習をするのもいいでしょう。
カラーピッカー
「カラーピッカー」とは、色を選択する機能です。
他のペイントソフトにある、色を吸い出す「スポイト」と同じものになります。
絵などを描くと、多くの色を使いますが、どの色を使用したのかわからなくなったときに、カラーピッカーを使うと便利です。
使いたい色にカラーピッカーを合わせ、色の選択をします。
では、例として画像の中にある、「黄色い円」と同じ色を使えるようにしてみましょう。 👇

画面下の丸いボタンを押して、カラーピッカーを選択します。 👇

👇

画面上に表示されたカラーピッカーを、ペンまたは指で中心を押さえたまま移動させます。
カラーピッカーを使いたい色に合わせてください。 👇

色を合わせたあと、ペンか指を画面から離すと自動的に色が変わります。 👇

カラーピッカーを使えば、色に迷うことがなくなり作業効率があがります。
ぜひ、活用してください。
ダブルパック
Sketchbookの中で、もっとも使う機能の一つがこの「ダブルパック」です。
ブラシの色、サイズ、透明度の変更ができます。 👇

ダブルパック上の「ブラシアイコン」を押すと、
ブラシの種類・サイズ・不透明度の変更ができます 👇

ダブルパック上にある、ブラシアイコンを長押ししたまま、上下左右に動かして変更をします。
上下で「不透明度」、左右で「ブラシサイズ」の変更が可能です。

ダブルパックとカラーホイール
※現在カラーホイールの仕様が変更され、上部メニュー欄から「Copic」が無くなりました。
色を変えたいときは、ブラシアイコンの下にある〇の部分を押します。

カラーホイールが表示されます。👇

カラーホイール上のメニューから、「透明色」と「カラーピッカー」の選択ができます。
カラーホイールの使い方(カラー)
※現在カラーホイールの仕様が変更され、上部メニュー欄から「Copic」が無くなりました。
カラーホイール左上の「カラー」を押すと、一般的によく使われる色が表示されます。
表示された画面下のスライドバーで、好きな色に調整をしてください。 👇

Copic
※現在カラーホイールの仕様が変更され、上部メニュー欄から「Copic」が無くなりました。
「Copic」を押すと、カラーパレットの表示に切り替わります。 👇

色を選ぶと、メニュー1番下に「補色」が表示されます。
参考にして 色の選択をするといいでしょう。
配色のバランス(色の組み合わせ)がよくなります。
HSL
カラーホイール画面左下には、「HSL」があります。 👇

HSLとは「色相空間」のことで、簡単にいうと色を個別に調整できる機能です。
色相(Hue)、彩度(Saturation)、輝度(Lightness)によって色の表現をします。
色情報を数値化したカラーモデルのひとつとしておぼえておくといいでしょう。
色を濃くしたり、明るくしたりするときに使います。
RGB
カラーホイール画面下左から2番目には、「RGB」があります。 👇

RGBとは、色光の三原色のことです。
R(赤)、G(緑)、B(青)の三色を混ぜて表現する加法混色の一種で、
モニターなどの色の表現方法として使われています。
Webに適した色の表現方法とおぼえておくといいでしょう。
カラーパレット
カラーホイール画面下右から2番目に、「パステル調のカラーパレット」があります。 👇

参考画像にある黄色い〇で囲ったところで、色の調整が可能です。
ランダム機能
カラーホイール画面右下には、「ランダム機能」があります。 👇

線や図形を描くたびに、自動で色が選ばれるおもしろい機能です。
ランダムで色が選ばれるので、色の予測がむずかしいですが、何度も色を変える手間がいりません。

背景などを描くときにこの機能を使えば、予想もしない、おもしろいデザインができるでしょう。
キャンバスを反転
キャンバスを「反転」させる機能です。
絵を利き手で描くと、反対側に絵を描くのがむずかしことがあります。
そういったときに、反転機能を使うと 便利です。 👇

👇

ただし、少しコツがあります。
反転させる前に、反転させたくないレイヤーは、非表示にしてください。
表示されているレイヤ全体が反転してしまうので、注意しましょう。
『Sketchbookの画面下にあるツールって何?』の解説は以上です。おつかれさまでした!
画面下のツールには便利な機能が多くあります。
特に「ダブルパック」はSketchbookの特徴的な機能なので、ぜひ、使いこなしてくださいね。
次回は、【Sketchbookのレイヤ(レイヤー)操作をマスターしよう】です。
ペイントソフトを使う上で、絶対におぼえておきたい操作になります。
レイヤに関する解説は、数回に分けて記事をあげていきます。お見逃しなく!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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