WordPressをはじめて約2年。
Googleさんから突然「お客様のアカウントでの広告配信を制限しました」とメールが届きました。
正直「はい?」といった感じです。
なぜに?
しかし、調べていくと意外なことが原因で広告配信の制限を受けたことがわかりました。
その原因は、なんと「プレビュー」。
無知なわたしはサイトをチェックするためにおこなうプレビューが、アドセンス広告の配信制限を受ける原因になり得るとは知りませんでした。
ということで、この記事では、Googleアドセンスで広告配信制限を受けてから解除されるまでの体験談をお話します。
広告配信制限から解除されるまでの日数
結論から言うと、人によって制限から解除されるまでの日数は異なります。
3日で解決したという人もいれば、3か月かかったという人もいて、「必ずこの日数で解除します」という日数はありません。
広告配信の制限に関するガイド(AdSense)には、このように書かれています。
通常、この広告配信の制限がお客様に影響を与える期間は 30 日未満ですが、それ以上の期間が定められる場合もあります。
Google AdSenseヘルプセンター「広告配信の制限」より引用
参考として、当サイトが広告配信を制限されてから解除するまでの期間は16日間(約2週間)でした。
広告配信が制限された日:2023/6/26
広告配信が解除された日:2023/7/11
ちなみに、Googleアドセンスのホーム画面から「警告メッセージ」が消えた日は、 解除されてから3日後でした。
原因をみつける
Googleは「お客様のアカウントでの広告配信を制限しました」と警告する際、その原因については教えてくれません。
そのため原因の特定は、自分でするしかないわけです。
わたしの場合はネットの情報をもとに、簡単なチェックシートを作って原因を絞っていきました。
①自動広告している | ✖ |
②広告を自分でクリックした | ✖ |
③知り合いに広告をクリックしてほしいとお願いした | ✖ |
④SNSにサイトのリンクを貼っている | 〇 |
⑤サイトチェックのためプレビューを頻繁におこなった | 〇 |
おもな原因になりそうなことをチェックすると、わたしの場合は④と⑤が該当しました。
原因が判明
まずは、SNSに貼ってある当サイトのリンクからの流入についてGoogleサーチコンソールを使って調べました。
結果、特にバズった形跡もなく、これが原因では無かったようです。
残る原因は、「サイトチェックのためプレビューを頻繁におこなった」です。
「まさかサイトチェックのためのプレビューが?!」と思いましたが、これには心当たりがありました。
広告配信の制限を受ける数日前、サイトのトップページを「ブログ型」から「サイト型」に変更していたからです。
PC・タブレット・スマホを使って、レイアウトの崩れやリンクのチェックを念入りにしたのがいけませんでした。
これ、ダメだったのか・・・
これがGoogleさんのいう「無効なトラフィック」に該当したようです。
「無効なトラフィックとは?」
運営者の収益を作為的に増やす可能性のある「クリック」や「インプレッション(表示回数)」のこと。
実際、トップページをサイト型に変更した日に、サイトの表示回数がいつも以上に多くなっていました。
【プレビュー=インプレッション数】として判断されたようです。
無効なインプレッションを発生させずにご自身のサイトを閲覧する無効なインプレッションを発生させなければ、ご自身のウェブページを自由に閲覧していただけます。
ご自身のウェブページを表示するだけで、良好なアカウントの状態が損なわれることはありません。
ただし、広告をクリックしたりページの再読み込みを過度に繰り返したりすることは避けてください。Google では、無効なクリックやインプレッションに関する問題を深刻に受け止めており、自動監視システムの他に専門のスペシャリスト チームを編成し、不正なアクティビティの検出と確認を行っています。
Google AdSenseヘルプセンター無効なトラフィックに関するよくある質問より引用
対処方法
わたしの場合は、サイトチェックのためのプレビューが原因だったので、まずはプレビューを控えました。
そして、ひたすら解除されるのを待つ!
対処方法はたったこれだけでした。
予想より楽だった!
サイトの情報の中には、Googleさんに広告の配信制限を解除してもらえるようにメールを送っている方もいました。
特に広告を自分でクリックした人に、この対処方法をとった人が多いようです(効果があるかは微妙・・・)。
わたしと同じようなことが原因で警告を受けた人の中にも、Google宛てにメールを送った人もいました。
ですが、Googleからの返信はほとんどないようです。
一概には言えませんが、しかるべき処置をした後は、「おとなしく待つ」というのが最善の方法なのかもしれません。
「まったく何もせずに待っていたらいつの間にか解除されていた」という人もいたぐらいですから。
ただし、違反の内容によって対処する方法も変わってくるので注意が必要です。
まとめ
Googleから突然「お客様のアカウントでの広告配信を制限しました」とメールが届いたら、 以下のことをやってみてください。
わたしの場合は、サイトチェックのためのプレビューが原因で広告配信の制限を受けましたが、広告復活までの日数はごく平均的なものでした。
大きな被害もなく、無事に復帰できてよかったです。
ただ、 「お客様のアカウントでの広告配信を制限しました」のメールを無視し、改善しなかった人の中には、悪質とみなされてアカウントの停止・凍結をされた人もいました。
そうならないように、今後もルールを守って、サイト運営をしていきたいものです。
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