初心者からプロまで、幅広い世代に使われているペイントソフト「Sketchbook」。
そのSketchbookに新たな機能「クリッピングマスク」と「透明度ロック」が追加されました。
クリッピングマスクとは、他レイヤーの描画範囲を参照して、選択レイヤーの表示領域を制限する機能。
ペイントソフトには欠かせない機能だよね
今までSketchbookにはクリッピングマスクがなく、少し不便に感じたユーザーもいるかもしれません。
加えて、クリッピングマスクの代用として使われていた「不透明ロック」が「透明度をロック」に進化!
レイヤーのメニューからこの機能が簡単に使えるようになりました。
また、「PDFの書き出し」も可能に。
それでは、Sketchbookの「クリッピングマスク」「透明ロック」「PDF」について、画像付きで解説します。
Sketchbookのクリッピングマス
クリッピングマスクを使うと、以下のことができます。
- くっきりした境界で切り抜きができる
- 作成や解除が簡単
- 後の編集が楽になる
例えばこんな感じ👇
黄色い丸に、水色の丸で境界線を入れたいとします。
レイヤ内にある「クリッピングマスク」を選択。
黄色い丸に水色の丸の境界線が追加できました。
解除するときは、「クリッピングマスクを無効にする」を選択すればOKです。
Sketchbookの透明度をロック
透明度をロックを使うと、以下のことができます。
- はみ出さずに線や模様を描き込める
例えばこんな感じ👇
水色の丸に黄色い線を入れたいけど、はみ出す。
水色の丸のレイヤから「透明度をロック」を選択。
透明度をロックをしてから線を描き込むと、はみ出しません。
解除したいときは、レイヤ内の「透明度をロック解除」を選択するだけです。
SketchbookからPDFに書き出し
SketchbookからPDFに書き出しが可能になりました。
PDFでイラストの書き出しをすると、以下のようなメリットがあります。
- 画像やフォントの埋め込みができるので、関連するデータ一式を渡さなくても入稿OK
- データ容量を小さくできるため、ファイル共有にかかる時間を短縮
- OSやソフトを選ばず、異なる環境でも同じレイアウトで確認が可能
- 画面左上のメインメニューをタップ
- 共有/エクスポート
- 名前を付けて書き出しする場合は「ファイルにエクスポート」を選択
- シンプルに書き出しする場合は「共有」を選択
- PDFを選択
PDFの品質は「Good」「Better」「Best」から選択が可能です。
また、ギャラリーからも同様の書き出しができるので、是非使い分けてみてください。
まとめ
今回は、Sketchbookの「クリッピングマスク」「透明度をロック」「PDFの書き出し」についてご紹介しました。
- くっきりした境界で切抜きしたいときは「クリッピングマスク」
- はみ出さずに線や模様を描き込みしたいときは「透明度をロック」
- 関連するデータ一式を渡さず入稿したいときは「PDF」で書き出す
また、Sketchbookに新しい機能が追加されましたら随時ご紹介していきますね。
ご覧いただきありがとうございました。
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