画面下のツールをおぼえよう
今回はSketchbookの特徴である、画面下『〇』の中の「ツール」について解説していきます。
それではさっそくはじめましょう!
2023年2月現在、Sketchbookのバージョンが新しくなったため、このサイトで解説している内容や画像が現在のバーションと若干異なります。
新バージョンの基本操作に関しては、旧バージョンと大きな変化は今のところ確認されていません(新規で追加された機能を除く)。
Sketchbookに関する操作など、
参考やヒントの情報としてご利用いただければ幸いです。
画面下「〇」の中にあるツールとは?
画面下の〇を押します。
押すと次のような画面になります。
まずは、どこに何があるのかおぼえていきましょう。
●A:前のブラシ ●B:透明色 ●C:カラーピッカー
●D:ダブルパック ●E:キャンバスを反転 ●F:レイヤのクリア
●G:フレームキャンバス ●H:元に戻す ●I:やり直し
なお、F~Iは初期値の設定になっているショートカットです。
第2章で解説した「環境設定」でカスタマイズをすれば、機能の変更が可能です。
では、順番に機能の説明をしていきます。
前のブラシに戻る
一つ前のブラシに戻します。
ブラシのライブラリを出す手間がはぶける、便利な機能です。
透明色
消しゴムと似ていますが、使い方が違います。
消しゴムは、線などを「消す」ときに使用しますが、「透明色」は透明な色を「塗る」という機能です。
透明感を出すときに使われることがありますが、「エアブラシ」などとは違ったタッチになります。
参考に、消しゴムと透明色の比較をしてみました。
●カシミア消しゴム
●テクスチャ消しゴム
●硬い消しゴム
●柔らかい消しゴム
●透明色
消しゴムは色を「消して」いますが、透明色は色を「塗って」います。
一見、わかりにくいところはありますが、「消す」と「塗る」の違いをおぼえておきましょう。
ブラシの種類によって透明色のタッチは変わります。
イラストを描くことになれたきたら、透明色を使った練習をするのもいいでしょう。
カラーピッカー
「カラーピッカー」とは、色を選択する機能です。
他のペイントソフトにある、色を吸い出す「スポイト」と同じものになります。
絵などを描くと、多くの色を使いますが、どの色を使用したのかわからなくなったときに、カラーピッカーを使うと便利です。
使いたい色にカラーピッカーを合わせ、色の選択をします。
では、例として画像の中にある、「黄色い円」と同じ色を使えるようにしてみましょう。
画面下の丸いボタンを押して、カラーピッカーを選択します。
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画面上に表示されたカラーピッカーを、ペンまたは指で中心を押さえたまま移動させます。
カラーピッカーを使いたい色に合わせてください。
色を合わせたあと、ペンか指を画面から離すと自動的に色が変わります。
カラーピッカーを使えば、色に迷うことがなくなり作業効率があがります。
ぜひ、活用してください。
ダブルパック
Sketchbookの中で、もっとも使う機能の一つがこの「ダブルパック」です。
ブラシの色、サイズ、透明度の変更ができます。
ダブルパック上の「ブラシアイコン」を押すと、
ブラシの種類・サイズ・不透明度の変更ができます。
ダブルパック上にある、ブラシアイコンを長押ししたまま、上下左右に動かして変更をします。
上下で「不透明度」、左右で「ブラシサイズ」の変更が可能です。
ダブルパックとカラーホイール
※現在カラーホイールの仕様が変更され、上部メニュー欄から「Copic」が無くなりました。
色を変えたいときは、ブラシアイコンの下にある〇の部分を押します。
カラーホイールが表示されます。
カラーホイール上のメニューから、「透明色」と「カラーピッカー」の選択ができます。
カラーホイールの使い方(カラー)
※現在カラーホイールの仕様が変更され、上部メニュー欄から「Copic」が無くなりました。
カラーホイール左上の「カラー」を押すと、一般的によく使われる色が表示されます。
表示された画面下のスライドバーで、好きな色に調整をしてください。
Copic
※現在カラーホイールの仕様が変更され、上部メニュー欄から「Copic」が無くなりました。
「Copic」を押すと、カラーパレットの表示に切り替わります。
色を選ぶと、メニュー1番下に「補色」が表示されます。
参考にして 色の選択をするといいでしょう。
配色のバランス(色の組み合わせ)がよくなります。
HSL
カラーホイール画面左下には、「HSL」があります。
HSLとは「色相空間」のことで、簡単にいうと色を個別に調整できる機能です。
色相(Hue)、彩度(Saturation)、輝度(Lightness)によって色の表現をします。
色情報を数値化したカラーモデルのひとつとしておぼえておくといいでしょう。
色を濃くしたり、明るくしたりするときに使います。
RGB
カラーホイール画面下左から2番目には、「RGB」があります。
RGBとは、色光の三原色のことです。
R(赤)、G(緑)、B(青)の三色を混ぜて表現する加法混色の一種で、
モニターなどの色の表現方法として使われています。
Webに適した色の表現方法とおぼえておくといいでしょう。
カラーパレット
カラーホイール画面下右から2番目に、「パステル調のカラーパレット」があります。
参考画像にある黄色い〇で囲ったところで、色の調整が可能です。
ランダム機能
カラーホイール画面右下には、「ランダム機能」があります。
線や図形を描くたびに、自動で色が選ばれるおもしろい機能です。
ランダムで色が選ばれるので、色の予測がむずかしいですが、何度も色を変える手間がいりません。
背景などを描くときにこの機能を使えば、予想もしない、おもしろいデザインができるでしょう。
キャンバスを反転
キャンバスを「反転」させる機能です。
絵を利き手で描くと、反対側に絵を描くのがむずかしことがあります。
そういったときに、反転機能を使うと 便利です。
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ただし、少しコツがあります。
反転させる前に、反転させたくないレイヤーは、非表示にしてください。
表示されているレイヤ全体が反転してしまうので、注意しましょう。
『Sketchbookの画面下にあるツールって何?』の解説は以上です。おつかれさまでした!
画面下のツールには便利な機能が多くあります。
特に「ダブルパック」はSketchbookの特徴的な機能なので、ぜひ、使いこなしてくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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