画面下のツールをおぼえよう
今回はSketchbookの特徴である、画面下『〇』の中の「ツール」について解説していきます。
それではさっそくはじめましょう!
2023年2月現在、Sketchbookのバージョンが新しくなったため、このサイトで解説している内容や画像が現在のバーションと若干異なります。
新バージョンの基本操作に関しては、旧バージョンと大きな変化は今のところ確認されていません(新規で追加された機能を除く)。
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2022/07/17bc7a64bf873e65ffd4e6c977a74789-1-150x150.jpg)
Sketchbookに関する操作など、
参考やヒントの情報としてご利用いただければ幸いです。
画面下「〇」の中にあるツールとは?
画面下の〇を押します。
![Sketchbook 画面下のツール](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-18.png)
![Sketchbook 画面下のツール](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-18.png)
押すと次のような画面になります。
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-19.png)
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-19.png)
まずは、どこに何があるのかおぼえていきましょう。
●A:前のブラシ ●B:透明色 ●C:カラーピッカー
●D:ダブルパック ●E:キャンバスを反転 ●F:レイヤのクリア
●G:フレームキャンバス ●H:元に戻す ●I:やり直し
なお、F~Iは初期値の設定になっているショートカットです。
第2章で解説した「環境設定」でカスタマイズをすれば、機能の変更が可能です。
では、順番に機能の説明をしていきます。
前のブラシに戻る
一つ前のブラシに戻します。
ブラシのライブラリを出す手間がはぶける、便利な機能です。
![Sketchbook 前のブラシに戻る](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-20.png)
![Sketchbook 前のブラシに戻る](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-20.png)
透明色
消しゴムと似ていますが、使い方が違います。
![Sketchbook 透明色ボタン](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-21.png)
![Sketchbook 透明色ボタン](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-21.png)
消しゴムは、線などを「消す」ときに使用しますが、「透明色」は透明な色を「塗る」という機能です。
透明感を出すときに使われることがありますが、「エアブラシ」などとは違ったタッチになります。
参考に、消しゴムと透明色の比較をしてみました。
![Sketchbook 透明色 比較](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-22.png)
![Sketchbook 透明色 比較](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-22.png)
●カシミア消しゴム
●テクスチャ消しゴム
●硬い消しゴム
●柔らかい消しゴム
●透明色
消しゴムは色を「消して」いますが、透明色は色を「塗って」います。
一見、わかりにくいところはありますが、「消す」と「塗る」の違いをおぼえておきましょう。
ブラシの種類によって透明色のタッチは変わります。
イラストを描くことになれたきたら、透明色を使った練習をするのもいいでしょう。
カラーピッカー
「カラーピッカー」とは、色を選択する機能です。
他のペイントソフトにある、色を吸い出す「スポイト」と同じものになります。
絵などを描くと、多くの色を使いますが、どの色を使用したのかわからなくなったときに、カラーピッカーを使うと便利です。
使いたい色にカラーピッカーを合わせ、色の選択をします。
では、例として画像の中にある、「黄色い円」と同じ色を使えるようにしてみましょう。
![Sketchbook カラーピッカー参考例](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-23.png)
![Sketchbook カラーピッカー参考例](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-23.png)
画面下の丸いボタンを押して、カラーピッカーを選択します。
![Sketchbook カラーピッカーの出し方](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-24.png)
![Sketchbook カラーピッカーの出し方](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-24.png)
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![Sketchbook カラーピッカー選択画面](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-25.png)
![Sketchbook カラーピッカー選択画面](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-25.png)
画面上に表示されたカラーピッカーを、ペンまたは指で中心を押さえたまま移動させます。
カラーピッカーを使いたい色に合わせてください。
![Sketchbook カラーピッカー操作画面](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-26.png)
![Sketchbook カラーピッカー操作画面](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-26.png)
色を合わせたあと、ペンか指を画面から離すと自動的に色が変わります。
![Sketchbook カラーピッカー色の変更がされた状態](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-27.png)
![Sketchbook カラーピッカー色の変更がされた状態](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-27.png)
カラーピッカーを使えば、色に迷うことがなくなり作業効率があがります。
ぜひ、活用してください。
ダブルパック
Sketchbookの中で、もっとも使う機能の一つがこの「ダブルパック」です。
ブラシの色、サイズ、透明度の変更ができます。
![Sketchbook ダブルパック](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-28.png)
![Sketchbook ダブルパック](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-28.png)
ダブルパック上の「ブラシアイコン」を押すと、
ブラシの種類・サイズ・不透明度の変更ができます。
![Sketchbook ダブルパック 変更方法](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-29.png)
![Sketchbook ダブルパック 変更方法](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-29.png)
ダブルパック上にある、ブラシアイコンを長押ししたまま、上下左右に動かして変更をします。
上下で「不透明度」、左右で「ブラシサイズ」の変更が可能です。
![Sketchbook ブラシサイズと透明度の変更方法](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-30.png)
![Sketchbook ブラシサイズと透明度の変更方法](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-30.png)
ダブルパックとカラーホイール
※現在カラーホイールの仕様が変更され、上部メニュー欄から「Copic」が無くなりました。
色を変えたいときは、ブラシアイコンの下にある〇の部分を押します。
![Sketchbook ダブルパックとカラーホイール](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-31.png)
![Sketchbook ダブルパックとカラーホイール](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-31.png)
カラーホイールが表示されます。
![Sketchbook カラーホイールの透明色とカラーピッカー](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-32.png)
![Sketchbook カラーホイールの透明色とカラーピッカー](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-32.png)
カラーホイール上のメニューから、「透明色」と「カラーピッカー」の選択ができます。
カラーホイールの使い方(カラー)
※現在カラーホイールの仕様が変更され、上部メニュー欄から「Copic」が無くなりました。
カラーホイール左上の「カラー」を押すと、一般的によく使われる色が表示されます。
表示された画面下のスライドバーで、好きな色に調整をしてください。
![Sketchbook カラーホイール カラー](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-33.png)
![Sketchbook カラーホイール カラー](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-33.png)
Copic
※現在カラーホイールの仕様が変更され、上部メニュー欄から「Copic」が無くなりました。
「Copic」を押すと、カラーパレットの表示に切り替わります。
![Sketchbook カラーホイール コピック](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-34.png)
![Sketchbook カラーホイール コピック](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-34.png)
色を選ぶと、メニュー1番下に「補色」が表示されます。
参考にして 色の選択をするといいでしょう。
配色のバランス(色の組み合わせ)がよくなります。
HSL
カラーホイール画面左下には、「HSL」があります。
![Sketchbook HSL](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-35.png)
![Sketchbook HSL](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-35.png)
HSLとは「色相空間」のことで、簡単にいうと色を個別に調整できる機能です。
色相(Hue)、彩度(Saturation)、輝度(Lightness)によって色の表現をします。
色情報を数値化したカラーモデルのひとつとしておぼえておくといいでしょう。
色を濃くしたり、明るくしたりするときに使います。
RGB
カラーホイール画面下左から2番目には、「RGB」があります。
![Sketchbook RGB](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-36.png)
![Sketchbook RGB](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-36.png)
RGBとは、色光の三原色のことです。
R(赤)、G(緑)、B(青)の三色を混ぜて表現する加法混色の一種で、
モニターなどの色の表現方法として使われています。
Webに適した色の表現方法とおぼえておくといいでしょう。
カラーパレット
カラーホイール画面下右から2番目に、「パステル調のカラーパレット」があります。
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-37.png)
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-37.png)
参考画像にある黄色い〇で囲ったところで、色の調整が可能です。
ランダム機能
カラーホイール画面右下には、「ランダム機能」があります。
![Sketchbook ランダム機能](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-38.png)
![Sketchbook ランダム機能](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-38.png)
線や図形を描くたびに、自動で色が選ばれるおもしろい機能です。
ランダムで色が選ばれるので、色の予測がむずかしいですが、何度も色を変える手間がいりません。
![Sketchbook ランダム機能の使い方](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-39.png)
![Sketchbook ランダム機能の使い方](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-39.png)
背景などを描くときにこの機能を使えば、予想もしない、おもしろいデザインができるでしょう。
キャンバスを反転
キャンバスを「反転」させる機能です。
絵を利き手で描くと、反対側に絵を描くのがむずかしことがあります。
そういったときに、反転機能を使うと 便利です。
![Sketchbook キャンバスを反転](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-40.png)
![Sketchbook キャンバスを反転](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-40.png)
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![Sketchbook キャンバスを反転 反転状態画像](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-41.png)
![Sketchbook キャンバスを反転 反転状態画像](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-41.png)
ただし、少しコツがあります。
反転させる前に、反転させたくないレイヤーは、非表示にしてください。
表示されているレイヤ全体が反転してしまうので、注意しましょう。
『Sketchbookの画面下にあるツールって何?』の解説は以上です。おつかれさまでした!
画面下のツールには便利な機能が多くあります。
特に「ダブルパック」はSketchbookの特徴的な機能なので、ぜひ、使いこなしてくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2022/07/186a9a5e03d2bbbb89320b5bef992ce1-300x158.jpg)
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2022/07/186a9a5e03d2bbbb89320b5bef992ce1-300x158.jpg)
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