Sketchbookのレイヤの機能と不透明ロックをおぼえよう

レイヤの機能と不透明ロックをおぼえよう

レイヤの機能や不透明ロックについて

今回も前回にひきつづき、レイヤについて解説していきます。

マスクやクリッピング機能の代用となる「不透明ロック」についても説明しているので、参考にしてください。

それではさっそく、はじめましょう!

Sketchbookのバージョンが新しくなったため、このサイトで解説している内容や画像が現在のバーションと若干異なります。

新バージョンの基本操作に関しては、旧バージョンと大きな変化は今のところ確認されていません(新規で追加された機能を除く)。

aki

Sketchbookに関する操作など、
参考やヒントの情報としてご利用いただければ幸いです。

もくじ

HSLを調整

レイヤに描かれた絵の色の調整がしたいときに使います。

調整したいレイヤを選択後、レイヤメニューから「HSLを調整」を押してください。

HSLとは「色相空間」のことで、簡単にいうと、色を個別に調整できる機能です。

色相(Hue)、彩度(Saturation)、輝度(Lightness)によって色を表現します

Sketchbook レイヤ HSL調整

画面下に表示される3本のスライドを使って色の調整をします。

やり直す場合は、画面左上の「リセット」を押してください。

良ければ画面右上の「完了」ボタンを押します。

Sketchbook HSL調整 設定画面

カラーバランス

レイヤに描かれた絵の三原色()の発色バランスを調整するときに使います。

先ほど説明した、「HSLを調整」と操作はほぼ同じです。

色の調整をしたいレイヤの選択後、「カラーバランス」を押してください。

Sketchbook レイヤ カラーバランス

画面上にあるメニューから、「シャドウ」「中間トーン」「ハイライト」が選べます。

画面下の3本のスライドを使って色の調整をしてください。

やり直す場合は、画面左上の「リセット」を、OKであれば画面右上の「完了」ボタンを押します。

Sketchbook レイヤ カラーバランス 操作方法

レイヤの不透明度

トレース(下レイヤの絵を、上のレイヤに転写)するときに不透明度の調整をすると便利です。

スライドボタンを左側に動かせば、不透明度は低くなります。

つまり、レイヤに描かれた絵が、薄く表示されるということです。

作業状況に合わせて使い分けてください。

Sketchbook レイヤ 不透明度設定

レイヤのブレンド

選択したレイヤに色の変更(元の色に別の色を混ぜるイメージ)をくわえたいとき、「ブレンド」を使います。

まず、変更したいレイヤを選択してください。

その後、ブレンドのメニューを押します。

Sketchbook レイヤ ブレンド

ブレンドのメニュー一覧が表示されたら、画面に出ている絵の状態をみながら色の調整をしてください。

参考画像は、「標準」から「ハードライト」に変更したものです。

色で、イラストの雰囲気は大きく変わります。

好みに合わせて、使い分けをしていきましょう。

Sketchbook レイヤ ブレンド ハードライト

カラーラベル

何枚ものレイヤを使っていると、わからなくなるときがあります。

そんなときは、「カラーラベル」を使ってグループ分けしておくと便利です。

レイヤを選択後、カラーラベルを押します。

Sketchbook レイヤ カラーラベル

カラーラベルのメニューが表示されたら、好きな色を選択します。

例えば、背景は「青」、人物は「赤」など、自分がわかりやすい色を使ってください。

Sketchbook レイヤ カラーラベル グループ分け

不透明ロック

Sketchbookには、マスクやクリッピングの機能はありません。

ですが、この「不透明ロック」で代用ができます。

不透明ロックを使えば、色のはみ出しが防げるため、作業効率が上がるでしょう。

下記の参考画像は、ロックしていない状態で色を塗ったパターンです。

線がはみ出していることがわかります。

Sketchbook レイヤ 不透明ロック ロック無しの状態


今度は、レイヤの左側にある「カギ」マークを使って、ロック状態にしてください。

レイヤがロック状態だと、上から線などを描いても色がはみ出しません。

通常はレイヤのロックをすると、絵が描けなくなります。

ですが、この不透明ロックは、塗りつぶされている面や、線がつながっている絵、つまり図形などには別の線が描けるということになります。

おぼえておきたい便利な機能です。

『Sketchbookのレイヤの使い方をおぼえよう』解説は以上です。おつかれさまでした!

レイヤの操作は、ペイントソフト全般で使われる機能です。

Sketchbookにかかわらず、ぜひ操作をおぼえてくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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