レイヤの機能や不透明ロックについて
今回も前回にひきつづき、レイヤについて解説していきます。
マスクやクリッピング機能の代用となる「不透明ロック」についても説明しているので、参考にしてください。
それではさっそく、はじめましょう!
Sketchbookのバージョンが新しくなったため、このサイトで解説している内容や画像が現在のバーションと若干異なります。
新バージョンの基本操作に関しては、旧バージョンと大きな変化は今のところ確認されていません(新規で追加された機能を除く)。
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2022/07/17bc7a64bf873e65ffd4e6c977a74789-1-150x150.jpg)
Sketchbookに関する操作など、
参考やヒントの情報としてご利用いただければ幸いです。
HSLを調整
レイヤに描かれた絵の色の調整がしたいときに使います。
調整したいレイヤを選択後、レイヤメニューから「HSLを調整」を押してください。
HSLとは「色相空間」のことで、簡単にいうと、色を個別に調整できる機能です。
色相(Hue)、彩度(Saturation)、輝度(Lightness)によって色を表現します。
![Sketchbook レイヤ HSL調整](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-70.png)
![Sketchbook レイヤ HSL調整](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-70.png)
画面下に表示される3本のスライドを使って色の調整をします。
やり直す場合は、画面左上の「リセット」を押してください。
良ければ画面右上の「完了」ボタンを押します。
![Sketchbook HSL調整 設定画面](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-71.png)
![Sketchbook HSL調整 設定画面](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-71.png)
カラーバランス
レイヤに描かれた絵の三原色(赤、緑、青)の発色バランスを調整するときに使います。
先ほど説明した、「HSLを調整」と操作はほぼ同じです。
色の調整をしたいレイヤの選択後、「カラーバランス」を押してください。
![Sketchbook レイヤ カラーバランス](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-72.png)
![Sketchbook レイヤ カラーバランス](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-72.png)
画面上にあるメニューから、「シャドウ」「中間トーン」「ハイライト」が選べます。
画面下の3本のスライドを使って色の調整をしてください。
やり直す場合は、画面左上の「リセット」を、OKであれば画面右上の「完了」ボタンを押します。
![Sketchbook レイヤ カラーバランス 操作方法](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-73.png)
![Sketchbook レイヤ カラーバランス 操作方法](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-73.png)
レイヤの不透明度
トレース(下レイヤの絵を、上のレイヤに転写)するときに不透明度の調整をすると便利です。
スライドボタンを左側に動かせば、不透明度は低くなります。
つまり、レイヤに描かれた絵が、薄く表示されるということです。
作業状況に合わせて使い分けてください。
![Sketchbook レイヤ 不透明度設定](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-74.png)
![Sketchbook レイヤ 不透明度設定](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-74.png)
レイヤのブレンド
選択したレイヤに色の変更(元の色に別の色を混ぜるイメージ)をくわえたいとき、「ブレンド」を使います。
まず、変更したいレイヤを選択してください。
その後、ブレンドのメニューを押します。
![Sketchbook レイヤ ブレンド](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-75.png)
![Sketchbook レイヤ ブレンド](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-75.png)
ブレンドのメニュー一覧が表示されたら、画面に出ている絵の状態をみながら色の調整をしてください。
参考画像は、「標準」から「ハードライト」に変更したものです。
色で、イラストの雰囲気は大きく変わります。
好みに合わせて、使い分けをしていきましょう。
![Sketchbook レイヤ ブレンド ハードライト](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-76.png)
![Sketchbook レイヤ ブレンド ハードライト](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-76.png)
カラーラベル
何枚ものレイヤを使っていると、わからなくなるときがあります。
そんなときは、「カラーラベル」を使ってグループ分けしておくと便利です。
レイヤを選択後、カラーラベルを押します。
![Sketchbook レイヤ カラーラベル](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-77.png)
![Sketchbook レイヤ カラーラベル](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-77.png)
カラーラベルのメニューが表示されたら、好きな色を選択します。
例えば、背景は「青」、人物は「赤」など、自分がわかりやすい色を使ってください。
![Sketchbook レイヤ カラーラベル グループ分け](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-78.png)
![Sketchbook レイヤ カラーラベル グループ分け](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-78.png)
不透明ロック
Sketchbookには、マスクやクリッピングの機能はありません。
ですが、この「不透明ロック」で代用ができます。
不透明ロックを使えば、色のはみ出しが防げるため、作業効率が上がるでしょう。
下記の参考画像は、ロックしていない状態で色を塗ったパターンです。
線がはみ出していることがわかります。
![Sketchbook レイヤ 不透明ロック ロック無しの状態](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-79.png)
![Sketchbook レイヤ 不透明ロック ロック無しの状態](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-79.png)
今度は、レイヤの左側にある「カギ」マークを使って、ロック状態にしてください。
レイヤがロック状態だと、上から線などを描いても色がはみ出しません。
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-80.png)
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2021/08/image-80.png)
通常はレイヤのロックをすると、絵が描けなくなります。
ですが、この不透明ロックは、塗りつぶされている面や、線がつながっている絵、つまり図形などには別の線が描けるということになります。
おぼえておきたい便利な機能です。
『Sketchbookのレイヤの使い方をおぼえよう』解説は以上です。おつかれさまでした!
レイヤの操作は、ペイントソフト全般で使われる機能です。
Sketchbookにかかわらず、ぜひ操作をおぼえてくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2022/07/186a9a5e03d2bbbb89320b5bef992ce1-300x158.jpg)
![](https://sorapaper.com/wp-content/uploads/2022/07/186a9a5e03d2bbbb89320b5bef992ce1-300x158.jpg)
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