Sketchbookに新たに加わった機能「ブレンドモードのレイヤーのマスキング」をご紹介します。
「ブレンドモードのレイヤーのマスキング」は、2022年末にSketchbookの有料プラン「プレミアムバンドル」の新機能のひとつとして追加されました。
今までのSketchbookには、「クリッピング」や「マスキング」という機能はありませんでした。
(※代用として「不透明ロック」という機能はあります)
この「ブレンドモードのレイヤーのマスキング」を使うと、時間の掛かっていたデザインが簡単に作れます。
それでは、実際に使用した感想も含めて、その操作方法と使い方を解説していきましょう!
Sketchbookの対応機種がiOS・iPadOSのため、この記事ではiPadをメインに解説しています。
【Sketchbook】ブレンドモードのレイヤーのマスキングとは
何やらむずかしそうな感じがしないでもないですが、意味は簡単!
ブレンドモードっていうのは(レイヤーの合成モードとか描写モード)、デジタル画像編集やCGの分野において
「2つのレイヤーがお互いにどうやって合成されるかを決める設定」のことです。
Sketchbookは、このブレンドモードにマスキングすることで、デザインに新たな効果を加えます。
【Sketchbook】アルファマスクと逆アルファマスク比較
まずは、アルファマスクに設定したらどんな感じになるのか解説します。
下記の画像はレイヤーのブレンドモードを「標準」に設定した画像です。
最下部のレイヤーを塗りつぶしたものに、2枚目のレイヤーにデザインをしています。
2枚目のレイヤーに「アルファマスク」を設定します。
2枚目のレイヤーがマスクキングされ、最下部の色だけが表示されるデザインになりました。
一方「逆アルファマスク」にすると、2枚目のレイヤーに描かれたデザインの形にマスキングされます。
【Sketchbook】レイヤーのマスキングを応用する
参考画像は、Sketchbookのガイドを使ったデザインです。
1枚目のレイヤーは塗りつぶし、2枚目のレイヤーに丸い形のデザインを描きました。
つづいて、この状態で2枚目のレイヤーに「アルファマスク」を設定します。
1枚目の絵に線を引くと下記のようなデザインになります。
1枚目のレイヤ―に描いた線が、2枚目のレイヤーに描いた丸からはみ出すことなく描かれます。
逆アルファマスクにすると、上記の絵が逆に表示されます。
2枚目の絵にマスクが掛かるため、背景画像が前面に押し出されたデザインになりました。
まとめ
今回は、「ブレンドモードのレイヤーのマスキングって?」について解説しました。
このマスキング機能は、実際使うと非常に便利であることがわかります。
特に背景全体にデザインを施すとき、一気にできるので非常に楽でした。
描くのが楽しくなる!
使いこなせるようになれば、今以上に新しい効果が発見できるかもしれません。
ぜひお試しください!
また新しい情報の確認ができたら、ご報告します!
最後までご覧くださいありがとうございました。
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